真夏のモルタル塗り!ひび割れを防ぎ、美しく仕上げる職人技

なぜ夏は要注意?モルタル塗りのひび割れリスクとその対策
「夏は洗濯物がよく乾いて気持ちいい!」そう思う方も多いでしょう。もちろん私もです。
しかし、私たち左官職人にとって、この「乾きやすい」という夏の特性は、モルタル塗りの仕上がりに大きく影響するんです。
モルタルは、セメントと砂、水を混ぜて作られます。この水分が急激に蒸発すると、モルタルの体積が急激に収縮し、ひび割れが発生しやすくなるんですよ。
特に真夏の強い日差しや高温、乾燥した風は、モルタルにとって過酷な環境。
でもご安心ください。私たちは、そんな夏の環境下でも、モルタルの美しさと耐久性を守るための様々な工夫を凝らしています。
徹底したひび割れ対策!見えない部分へのこだわり



1. ラス網による補強で耐久性アップ
モルタルを塗る前に、下地にラス網という金網を張ることで、ひび割れリスクを軽減しています。ラス網はモルタルの補強材となり、接着力を高めるだけでなく、万が一ひび割れが発生した場合でも、その広がりを抑制する効果が期待できます。
2. 塗り厚と砂・水比率の最適化
モルタルの塗り厚は、薄すぎるとひび割れの原因になりやすく、厚すぎると乾燥に時間がかかりすぎたり、自重で垂れてしまったりします。また、砂と水の混合比率もとっても大切。
水分が多すぎると、乾燥時の収縮が大きくなり、ひび割れやすくなります。
私たちは、長年の経験と知識に基づき、季節や天候、下地の状態に合わせて、最適な塗り厚と混合比率を見極めています。
これは、均一で美しい仕上がりだけでなく、長期的な耐久性を確保するために欠かせない職人技なんです〜。
3.ブルーシートによる「養生」でゆっくり乾燥を促す
真夏は、適切な混合比率でモルタルを塗っても、やはり乾燥が早すぎることがあります。そこで活躍するのが「養生(ようじょう)」です。私たちは、モルタルを塗った後、ブルーシートなどで覆い、直射日光や乾燥した風から保護します。これにより、モルタル内の水分がゆっくりと蒸発し、急激な収縮を防ぐことができるんです。このひと手間が、ひび割れのない美しいモルタル壁を完成させるための、非常に大切な工程となります。
熟練の技と工夫が詰まったモルタル壁が完成!







私たち広島の左官屋さん、竹内左官技工では、様々な工夫と手間を惜しまず、しっかり施工いたします。
一つ一つの工程に真剣に向き合い、手間をかけることで、見た目の美しさだけでなく、耐久性も兼ね備えた高品質なモルタル壁が完成するのです。
この夏も、細心の注意と熟練の技でモルタル塗りをしております。美しく仕上がった壁を見るたびに、私達職人も嬉しいと感じるんですよ〜。
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