えつり壁
宮島で木造建築の伝統工法に関わらせていただいております、竹内左官技工です。
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えつりとは竹小舞のことで、竹小舞とは土壁の下地となる部分の事を小舞といい素材が竹です。
今の住宅ではボードなどで作られるため、竹を編んでその上に土壁を塗っていく事を考えるとかなり短納期ですね。
伝統工法は古くから日本にある建築の方法です。
自然のものを使って、竹とか以前は普通に周辺に生えてたものだったらしです。
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竹は乾燥した土壁に封印されると寿命は100年単位だそうです。
100年以上前の建築物を私たちがメンテナンスしていたり、今施工したものが100年後にまた誰かがメンテナンスしたり。。。
壮大な歴史の中に関わっていると思うとロマンを感じますねぇ。