色の調合の難しさ


色の調合というのはかなり難しいです。
赤は環境によって赤ではなくなるのですね〜。
例えば、薄暗い部屋で見ると赤は赤でもエンジなど暗い色になってしまいます。
明度が減ってしまうのです。
さらに明かりをなくして真っ暗にすると明度が0になり、黒になります。
逆に部屋を明るくすると、原色という感じの赤になり、更に部屋をメチャクチャ明るくすると白に近付いていきます。
壁の塗り替え依頼をいただきました。
色のサンプルとして、現在の壁の一部を預かりました。
サンプルに合わせて色を調合していきます。
そのために一番近い色を探して、その色をベースに調合していくのです。
この調合がとっても難しいんです。
まず、サンプルに合わせた色に調合する場合は、当然ですが塗料や材料は水分を多く含んでいるので、この状態の色をサンプルに合わせても意味がないのです。
皆さんも記憶にあるとかもしれませんが、絵の具は乾くと色が変わります。
左官材料も乾燥して乾かすと色が変わるので、そこを考慮して調合します。
それでも乾燥するまでわからないので乾かすのですが、これが状況や材料によっては1日かかってしまう場合も多いです。
そういう訳で時間もかかってしまいます。
瞬時に色々試せないのです。
他にも自然素材の特性として、採取する場所や時期によって色々変わってきます。
季節によっても乾燥スピード吸水性によっても変わってきます。
つまり「色」はとっても不安定なのです。
私たち広島の左官屋さん、竹内左官技工の職人はこの色合わせもしっかり見本に近づけます。ぜひお問合せください〜。
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